今日は昼ごろから雨模様。昨日とは打って変わっての寒さにゴルフ練習場のお客さんも家に篭もってしまったようです。駐車場はがらがら、整体室ものんびりしています。それにしても日が落ちるのが早くなりましたね。5時台でもだいぶ暗くなってきました。
よく、腰痛になる人は腹筋を鍛えると良いと言います。確かに腰の弱い人は背筋だけで支えがちになっているので腹筋の支えも重要なんですが、腹筋がしっかり締まったスポーツマンでも腰痛になるのはなぜでしょう?原因は色々あるとは言え、”腹筋”は鍛えてあるのにです。
そうなると”腹筋だけ鍛えても腰痛になるんじゃないの?”って事になりますよね。そうなんです。腹筋鍛えても腰痛にはなるんです。
それはどう言う事か。要するにバランスの問題なんです。
腹筋を鍛えてない人の場合でも、ちょっと昔の不便な生活をしていればいろんな筋肉を満遍なく使うことになり、腰痛の心配もあまり無いのですが、現代の便利な生活を続けているとだんだん腰が反り返ったようになってきます。そうすると顔が天井ばかり見るようになるので、自然と首を突き出す猫背姿勢になり、下腹から骨盤にかけてを前方に突き出すようになってきます。こうして立派な”腰痛姿勢”が出来上がってきます。
腹筋を鍛えすぎの場合、柔軟性のある腹筋の鍛え方なら良いのですが、普段からカチカチの筋肉痛のような硬い筋肉にしてしまうと、腹部の柔軟性がまず失われます。それにより内蔵の動きが阻害され便秘や冷え性を起こし易くなります。スポーツマンならそのスポーツの動きについていけず、肉離れや背筋を痛める可能性も出てきます。一般生活においてはトレーニングのし過ぎによって背筋に疲労が溜まったり背中が丸まったりすることも。冷え性を併発すればその可能性はさらにあがります。それらの積み重ねにより立派な”腰痛持ち”が出来上がってくる訳です。
普段特に運動もせず筋肉質でもない方(女性や中高年などに多い)は、下手に腹筋体操などは行わず、腹式呼吸を取り入れた発声訓練や四つん這いになり片足ずつ持ち上げる腰痛体操のようなもので腹筋を鍛えることをお勧めします。
筋肉質の方やスポーツマンの方の場合でも、腰痛体操は有効なのですが、トレーニングの内容を見直したり、前後左右の筋肉のバランスを整えるようなトレーニングを取り入れたりすることが必要でしょう。
四つん這いの動物は腹筋がほとんどありません。身近な犬や猫を触ってみてください、腹筋はふにゃふにゃです。サルやゴリラも腹筋はあまり強くはありません。もともと動物はそれほど腹筋の強い生き物ではないのです。猿芸で有名な”猿の次郎君”は二足歩行を訓練されたため見事な腹筋背筋を持っていたそうです。人間も二足歩行することにより腹筋が鍛えられてきたと言えるでしょう。しかしそれもあくまで直立のために必要な範囲と言うもので、現代のように腹筋マシーンを使ってがんがん鍛えると言うものではないのです。必要なのはあくまで伸び縮み自在な柔軟性のある筋肉なのです。
いくら便利な世の中で運動機会が減ってきたとは言え、昨今の腹筋信仰的な流行はどうなんだろうと疑問に思う今日この頃です。
テーマ:整体師のお仕事 - ジャンル:就職・お仕事
- 2006/09/26(火) 18:25:34|
- 整体室にて
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